水の話-サケの遡上

しばらくじっとしていたかと思うと、上流へ向かい激しく身をくねらせて、早瀬を乗り超えていくもの、流れに押し戻されるものなどがいます。
よく見れば、体中が傷だらけとなっているものもいれば、目的とする地へ辿り着けず、静かに横たわっているものもいます。
毎年秋になると、サケたちの不思議な生命のドラマが繰り返されます。


サケの遡上
Part1: いまだ謎の多いサケの生態
Part2: 帰ってきたサケの群れ
Part3: 水と生きる-北の海から元気な姿で戻って来い


●取材協力
・北海道標津町経済部水産商工観光課
・標津サーモン科学館
・標津町ポー川史跡自然公園
・水産庁北海道さけ・ますふ化場根室支場伊茶仁事業場
・(有)正栄丸漁業

●参考資料
・「鼻まがりサケ談義」木村義一・北日本海洋センター
・「サケ-つくる漁業への挑戦」佐藤重勝・岩波新書
・「北のさかなたち」長澤和也・島澤 雅編・北日本海洋センター
・「アユの話」宮地伝三郎・岩波新書
・「香りへの招待」梅田達也・研成社
・「アイヌ文化の基礎知識」アイヌ民族博物館監修・草風館
・「フライの雑誌」32号(1995年12月)