PCCI関連の環境セミナーにて浄化槽技術を紹介しました
フジクリーン株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:後藤雅司、以下「当社」)は、2026年3月24日に開催されたフィリピン商工会議所(PCCI)会員企業への環境技術プレゼンテーション(JPRSI 2025年度 第7回セミナー)において、オンライン形式にて登壇し、分散型排水処理技術である浄化槽システムについて紹介しました。
1、セミナーについて
本セミナーは、フィリピンにおける環境技術のニーズとそのソリューションを紹介することを目的として開催されたものです。当社は、本セミナーにおいて、これまで日本で培ってきた浄化槽技術の特長や、生活排水処理における有効性、今後の海外展開の可能性について説明しました。本セミナーは、フィリピン商工会議所(PCCI)の公式ウェブサイトにも掲載されており、同商工会議所が発信するイベント情報の一環として紹介されています。
オンサイト排水処理をテーマとしたセミナー
2、フィリピン商工会議所(PCCI)について
フィリピン商工会議所Philippine Chamber of Commerce and Industry(PCCI)は、フィリピン全土の大小さまざまな企業、地域の商工会議所、業界団体などで構成される、フィリピンの非営利・非政府の経済団体です。全国の地方商工会議所や業界団体と連携し、PCCIの公式プロフィールでは、フィリピンの民間ビジネス界を代表する存在として、健全な経済発展を後押しする役割を担うと説明されています。
またPCCIは、1978年にChamber of Commerce of the PhilippinesとPhilippine Chamber of Industryの統合により設立された組織であり、公式資料によれば、フィリピンの民間ビジネスコミュニティ全体を代表する機関として位置づけられ、政策提言や政府との連携、地域ネットワークの運営、海外企業とのビジネスマッチングなど、幅広い役割を担っています。
3、背景と課題
フィリピンでは、排水・下水インフラの不足が大きな課題となっています。セミナー資料では、下水道普及率の低さ、多くの地域で未処理の生活排水が存在すること、さらに「Clean Water Act」をはじめとする関連排水基準の強化が示されていました。こうした状況から、中央集権型の下水道インフラの整備が難しいまたは高コストとなる地域において、分散型排水処理技術の重要性が高まっています。そのような中で、浄化槽は、長距離の管路整備を必要とせず、設置場所ごとに生活排水を処理できる技術として、実用性と導入しやすさの両面から注目されています。
4、フジクリーンの講演内容
講演では、中央集権型の下水道整備と分散型システムを組み合わせる考え方を紹介するとともに、JICA Project in Baguio 2025 にも言及しました。これは、現地基準への適合性や、フィリピン市場における分散型排水処理ソリューションの有効性を示す取り組みの一環です。
また、浄化槽は生活排水専用のシステムであり、安定した長期運用のためには定期的なメンテナンスが不可欠であることも説明しました。
● 公共下水道が未整備の地域にも対応できる分散型処理システム
● 微生物を活用した生物処理方式による生活排水処理
● 中央集権型インフラを補完する現実的な選択肢
● 長期安定運用のための維持管理の重要性
5、今後の展開
今回の機会を通じて、当社は、PCCI関係者を含むステークホルダーに対して分散型生活排水処理に関する知見を紹介し、フィリピンにおける持続可能な環境インフラに関する継続的な対話に貢献できたことを大変有意義に受け止めています。今後も、60年以上にわたる浄化槽技術の知見を生かし、海外市場において、安全性・効率性・持続性を兼ね備えた排水管理の実現を支える、実用的なソリューションの提案と普及に取り組んでまいります。
セミナーの様子
本件に関するお問い合わせ先
会社名 フジクリーン株式会社
所在地 本社:愛知県名古屋市中区丸の内一丁目16番15号 名古屋シミズ富国生命ビル14階
TEL 052-733-0325


