水の話
 
水とともに生きる智慧

再生された水路を守る「水の憲法」
 柳川の水路は先人たちが作り上げてきた貴重な財産です。家の陰に隠れて一般の通行人からは見えないような小さな水路でも、大切に守っていく価値を秘めています。水路の再生に取りかかってから20年の歳月をかけて市街地の大半の水路が再生されました。いま、水路の中にゴミは見当たりません。それどころか魚たちが泳いでいます。しかし、市民の願いは昔のように蛍が飛び交い、もっとたくさんの生き物が集まり、子どもたちが魚採りなどをして遊べる、澄み切った水が流れる水路の復活です。
市民も行政も一体となってきれいな水を取り戻すため、不法投棄を禁止した「柳川市クリーン条例」や水質汚濁防止のため「柳川市石けん使用推進要綱」等を制定するなど様々な取り組みを行っています。
そうした中で平成11年から施行されたのが「柳川市掘割を守り育てる条例」です。柳川市はこの条例を「水の憲法」とよんでいます。水の憲法の目的は「掘割の水質を悪化させている最大の原因であると考えられる家庭排水や事業所排水などから柳川市の良好な水環境を保全し、および創造することにより、柳川市独特の掘割をいかしたまちづくりを進め、もって現在及び将来の市民の快適で潤いのある生活の確保に寄与する」としています。
かつて埋め立てる以外に方法はないと思われていた水路を見事に再生させた柳川市。昔のように澄んだ流れの中で子どもたちが歓声を上げながら遊びまわる姿が見られる日も、そう遠くはないでしょう。

水路 水路
大きな水路はもちろん、民家の裏を流れる小さな水路でもゴミを見かけることはありません。
水路


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